カリスチャペルの歴史について紹介いたします。
開拓伝道を始めてまもなく、村上好伸牧師は海外宣教に目を向けるようになり、宣教センター的な教会堂を建てたいとのビジョンを持ち続けてきました。
このビジョンは民子夫人と共に宣教35周年までに実現する事を願い祈り続けていましたが、宣教30周年聖会において「主が生きておられ、兄弟姉妹が心を合わせるならきっと出来る、きっと出来る!」との確信を持ち、本格的に土地探しを始めました。
何十ヶ所も見て回り、何度も「ここに決定!」というところまで近づきましたが成立しませんでした。ある土地をいよいよ今日契約するという日、牧師は腹痛が起こって行けなくなり、床についていたその時、京阪奈チャペルを建てて下さった業者の方から電話があり、「先生、素晴らしいところがあります!」と弾んだ声で言われたのです。
腹痛が落ち着くとすぐにその場所を見に行きました。そこは牧師が考えていた、奈良方面・大阪方面・京都方面から車で30分程の京阪中央教会にふさわしいセンター的な場所で、府道に面し高台であり、最寄り駅より5分のところでした。地主さんは直接買い手に会って決めたいとの事で、祈りつつ牧師はお会いし、地主さんは牧師夫妻にとても好意を寄せて下さいました。
建物をどのような構造にするか?設計を含めて多くの資料を国内外で調べ、又多くの教会堂を見て回りました。牧師夫妻が持ち続けたビジョンは、500名収容の礼拝堂とその同じ広さの多目的ホール、小集会場や和室等の完備であり、ビジョンは形となって計画が進められたのです。
完成するまでには様々な戦いがありましたが、1993年11月3日、多くの国内・国外のお客様をお迎えし、またハワイからウェイン・コデイロ師を迎えて感動的な献堂式が行われました。宣教センター的教会を建てたいというビジョンが、主の御心によって実現されたのです。
京阪中央教会という宗教法人としての教会名はありますが、「カリスチャペル」と教会名を改めました。「カリス」とはギリシャ語で「恵み」という意味で、ヨハネ1章16節の御言葉(恵みの上にさらに恵みを)から与えられました。そして祈っていた一人の姉妹に「ああカリス」という歌が与えられました。
感謝にあふれよう 主の恵みのすべて 喜びで歌おう 主のうるわしいみ業
苦しみの時にも 試練の夜にも 主の御手はのばされ 変わることがない
主の恵みが 今満ち溢れ この地を潤し 御国が建てられる
われらは今 両手を上げ 主の前に ああカリス
与えられた讃美を歌いつつ必要は満たされて行き、多くの人々が導かれ救われてきました。その後、礼拝堂の椅子をカナダから、カーペットをアメリカから輸入し、内装部分や玄関部分と気になる部分を改装し、液晶プロジェクターも整えられて、素晴らしい教会堂が完成しました。
2010年3月からは、村上愛信牧師がカリスチャペル(母教会)の主任牧師として仕えています。
2019年時点で、交野市に移った後、カリスチャペルを通して270名以上の方がイエスキリストを信じて洗礼を受けられたことは主の恵みです。そして家族的な教会を願ってきたカリスチャペルには、二世から三世のクリスチャンが増えてきました。
5つの牧会理念
1.信仰告白
私たちカリスチャペルは、全ての人にイエス・キリストによる十字架の救いを宣べ伝え、救われた人々は主の弟子となり、成熟したリーダーとして実を結ぶことを目指します。神と教会を愛して、それぞれの賜物をもって仕え合い、キリストのからだを建て上げます。
2.キリストのからだである健康な教会
牧師のリーダーシップを中心に、五役者の賜物によるダイナミックとテクニックのバランスのとれた教会から神の祝福と恵みが流れ、働きは進められる。
3.神の家族-カリスチャペルに植えられる
全信徒は、神様を愛し、家族を愛し、また神の家族とされていることを自覚して教会と兄弟姉妹を愛し、地域社会と未信者を愛することにより、世の光・世の塩となるように成長する。
4.主の臨在に溢れた礼拝
活気ある讃美と霊的礼拝の中に、解放・癒し・救いなどのミニストリーがなされる。
また、教会外の人々に福音が届けられるために、礼拝プログラムのセレブレーション化とわかりやすいメッセージ、宣教活動を充実する。
5.信仰の人格・生活化
聖書のお言葉に従い、教会生活を中心とした信仰が、人格化・生活化されることによって、家庭・学校・職場・社会などに良き影響を与えるべく整えられる。
カリスチャペルの信仰告白
「私たち、カリスチャペルは全ての人々に、イエス・キリストによる十字架の救いを宣べ伝え、救われた人々は主の弟子となり、成熟したリーダーとして実を結ぶことを目指します。神と教会を愛して、それぞれの賜物をもって仕えあい、キリストのからだを建て上げます。」
この信仰告白のもとに取り組んでいます。
交わり
教会には、幼子からご年配の方までお集い下さいます。そして家族的な交わりを楽しんでいます。神様に礼拝を捧げた後は、声をかけあっている姿があります。時には、近況を分かち合い、祈り合ったりもしています。初めて来られた方には、戸惑うこともあるかもしれませんが、慣れ親しんでいただければと思います。
キッズ・教会学校
聖書には、イエス様が「子どもたちを、わたしのところに来させなさい。止めてはいけません。神の国は、このような者たちのものです」と言われました。今、子どもたちの教育、即ち「教えること」と「育てること」が大切です。家庭だけでなく、社会全体で取り組むことと思います。特に聖書を通した価値観をもつことは、とても大切なことと考えています。
中高生会
学生ならではの会話に花咲かせて、興味のあることをお互いにシェアしています。また学生音楽バンドを結成したり、音楽やスポーツ、時には勉強を教わり合ったりして、お互いの良いところを磨いているようです。
ユース(青徒会)
大学生以上の会で、日曜日には御言葉の分かち合いや学びをしています。
「青徒会」とは「青年」×「聖徒」を由来としています。
月に一度の交わり会では様々な活動を行っており、充実した楽しい時間を過ごしています。